紫外線が日焼けの原因といっても、それだけで日焼けができてしまうわけでもないのです。

皮膚に紫外線が当たることで、皮膚の基底層にあるメラニン細胞が刺激されると、メラニン色素が生まれて日焼けが起きてしまうというしくみなのです。メラニン色素とは、日焼けだけでなくしみやそばかすも発生させるのです。

紫外線の種類はいくつかあって、その中でも代表的なものにUVAとUVBがあるのです。皮膚が赤くなって日焼けするのがUVBの働きで、黒くなって日焼けするのはUVAの働きです。

紫外線のせいで、毎日の暮らしの中でも日焼けをすることになるのです。こんな紫外線から肌を守るためには、外出の前に日焼け止めクリームを塗るのを忘れないことです。

日焼け止めクリームを塗るときに肌が白っぽくなってしまうのを気にして、薄く塗る人が多いようです。けれどもあまりに薄く塗ると普通の化粧と同じように落ちやすくなり、汗を拭いたりすると完全に取られてしまうこともあるのです。日焼け止めとしての効果を期待するにはこれではだめです。日焼けをしないためなのですから、やはりクリームはしっかり塗り、さらに2,3時間おきに塗りなおすようにすれば、日焼けを防止するのに効果は絶大です。外出先でもすぐ塗れるように、日焼け止めクリームはいつも携帯するようにしましょう。

日焼けは、皮膚が紫外線にさらされることで、皮膚に赤い炎症が起きてしまうことをいうのです。メラニン色素が皮膚表面に沈着することも日焼けといいます。

日焼けは普通、太陽から皮膚への紫外線照射、また紫外線人工灯などを使用した場合の皮膚への紫外線の過剰照射の結果として発生します。

皮膚に照射された紫外線がメラニンの保護能力を越えている時に日焼けが起こります。肌が白い人は、肌が黒い人と比べてみると、日焼けしやすいのは、このメラニンの保護能力が少ないからです。

紫外線が、日焼けにつながるその根源なのです。紫外線の中には種類が3つあり、それは短波長紫外線、中波長紫外線、長波長紫外線です。日焼けを起こす紫外線は、発がん性物質をもたらすといわれているため、外で長時間日に照らされるようなときは、UV効果のある日焼け止め化粧品などを使ったほうがいいでしょう。

日焼け止めクリームなどを使用すると、肌は紫外線からのダメージを直接受けないですむのです。日焼け止めクリームには、たいてい日焼け後の肌のほてりを抑えるような効果も持っています。日焼け止めクリームは以前に比べると、質がよくなってのびが大変よくなり、付け心地のよいものもぐっと増えています。以前に比べればずっと塗りやすくなっているので、いつも持ち歩いてそのつど塗るようにすることをお勧めします。